お知らせ
ムカデに噛まれたら・・・
2018.06.06
これからの時期はムカデが多く出ます。 噛まれたときの対処方をご紹介いたします。
すぐにお湯で洗い流す
いきなり噛まれたところに薬を塗るのは危険です!
ムカデは噛むと同時に毒素を放出します。これが皮膚の炎症や痛みを引き起こしている原因なので、まず毒素を洗い流すことが大切です。43℃以上のヤケドをしない程度のお湯で5分以上洗い流します。この時、温度が下がってしまうと意味がなくなってしまうのでお湯をためて洗うのではなく、必ずシャワーや流水で洗い流してください。
適切な温度は43~46℃です。
40℃以下の温度が低すぎる場合は、毒の酵素活性が増加し、痛みが倍増します。50℃以上になると、ヤケドの危険があるため、注意が必要です。ムカデの毒は熱に弱いため、43~46℃の熱で失活します。途中シャンプーや石鹸で洗い流すとより効果があります。(弱酸性のものはよくない)
皮膚についたムカデの毒成分を熱いお湯で失活させ、洗い流すことで痛みを抑え、腫れ・痒み防止の期待ができます。
外出中で温水が使用できない場合はコンビニで熱いお茶を購入したり、ポットのお湯を貸してもらうなども効果的です。とにかくお湯で毒素を洗い流すよう心がけましょう。
ステロイド系の外用薬を塗る
出来るだけ強力なステロイド系の軟膏やクリームを広範囲に塗りましょう。ムカデは、見ての通り足の多い生き物です。この足には、爪のようなものがあり、その爪で皮膚を傷付けて、毒を皮膚の表面に塗り付けるようなイメージがわかりやすいのではないでしょうか。完全に毒を洗い流したあと、被害箇所に広めに塗布するようにしましょう。